世界には、7000以上もの言語があると言われています。
さらにひとつひとつの言語の中には、多様な言葉があり、その途方もない広がりは、まるで宇宙に広がる銀河のよう。

私たちは、それぞれの言葉を紡ぐことで、思考を巡らせ、対話を重ね、多様な文化を育んできました。
思考とは、対話とは、夜空に瞬く星々を結び、星座を名付けるような営み。
それは、広大に広がる言葉の銀河から自らの想いにふさわしい言葉を見つけ、紡いでゆくということ。

そして、星々がそれぞれの輝きを持つように、ひとつひとつの言葉には、多様な人々が紡いできた様々な想いや願い、文化が流れています。
言葉とは、悠久の時を越え紡がれゆく、人々の記憶の結晶なのかもしれません。

そんな多様な言葉に宿る記憶を辿ってゆきながら、その中に流れる様々な物語を紐解いてゆきます。