暦の上では立秋を過ぎ、降り注ぐ夏の光の中に、かすかな秋の気配を感じる今日この頃。
夕暮れを迎える時間も少しずつ早くなり、黄昏に染まりゆく景色の中で、ささやくような虫の声が秋のはじまりを教えてくれます。
そんなはじまりの季節に、新たな一歩を踏み出すことになりました。

これまで「STUDIO HAS」として「HAS Magazine」の運営を行なって参りましたが、2022年8月より名称を「HAS」と改め、想いを新たに事業を展開してゆく運びとなりました。
また、それに伴い事業の方向性も変化させてゆくことになりました。

「クリエイティブスタジオ」として、デザインに軸足を置き、制作を手掛けるこれまでの形から、様々な事業を通し「物語のある暮らし」を提案する「ライフストーリーブランド」へと。

美しい音や香りを紡ぎ、暮らしの中に豊かな時間を届けてゆくように、美しい物語を紡ぎ、暮らしの中に物語を届けてゆく。
そんな物語にまつわるブランドを描いてゆきたいと考えています。

「HAS Magazine」は、そんな「HAS」が思い描く世界観を紡いでゆく場所として、これからも大切に育んでゆきます。

ライフストーリーという言葉には、人々だけでなく、この宇宙に存在するあらゆる生命の物語という意味を込めています。
幾重もの時を越え、繋がりゆく、無窮の生命の物語に耳を澄ましながら、
ひとつでも多くの美しい物語を紡いでゆくことを目指して。

時間をかけ一歩一歩、丁寧に歩みを重ねてゆきます。
末永く、お見守り頂けますと幸いに存じます。
どうぞよろしくお願い申し上げます。