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Kie
Illuha
Shizuku
水面の光をすくい上げるように

明け方のまだ淡い朝日に照らされた水面の光。
この音楽は、そんな朝の光に溶かされ、淡いオレンジの輝きに染まる水面をすくい上げるように紡がれた音響作品です。

「Shizuku」というアルバムの中に収められた一曲。
この曲は、東京を拠点に活動する音楽ユニットILLUHA イルハによって紡がれました。

アルバムの名前に付けられた「雫」という言葉。
この言葉が表すように、水と光が織りなす美しい雫のような時間を私たちの暮らしに届けてくれます。

Artist
Illuha
イルハは、アメリカ生まれ、日本育ちの Corey Fuller コリー・フラーとブラジル生まれ、日本育ちの伊達伯欣による、東京を拠点にする音楽ユニット。
アコースティック楽器の音色と電子楽器による音の響きを重ね合わせながら、柔らかで美しい音響世界を作り上げている。
Refference
Kie
  • ArtistIlluha
  • AlbumShizuku
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歩み入る者にやすらぎを、去り行く人にしあわせを
東山魁夷
『追憶の古都』より
More Info
Artist
東山魁夷
この言葉は、日本を代表する風景画家・東山魁夷の残した画集「追憶の古都」に残されていた言葉。
この本は、東山魁夷がドイツやオーストリアの古い町並みを旅しながら、その旅の中で感じた想いを自らの絵と文章で綴った本。
本の冒頭に、この言葉は添えられています。
Refference
追憶の古都

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  • 著者 東山魁夷

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  • 出版 ビジョン企画出版社

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煙草は私の旅びとである
尾形亀之助
『色ガラスの街』より

朝早くから雨が降つてゐた
そして 暗い日暮れに風が吹いて流れ
雨にとけこむ日暮れを泥ぶかい沼の底の魚のやうに
私と私の妻がゐる 私は二階の書斎に 妻は台所にゐる

これは人のゐない街だ
一人の人もゐない、犬も通らない丁度ま夜中の街をそのままもつて来たやうな気味のわるい街です
街路樹も緑色ではなく
敷石も古るぼけて霧のやうなものにさへぎられてゐる
どことなく顔のやうな街です

風も雨も陽も
ひよつとすると空もない平らな腐れた花の匂ひのする街です
何時頃から人が居なくなつたのか
何故居なくなつたのか
少しもわからない街です

それは
「こんにちは」とも言はずに私の前を通つてゆく
私の旅びとである

そして
私の退屈を淋しがらせるのです

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Artist
尾形亀之助
尾形 亀之助(おがた かめのすけ/1900 - 1942年)は、宮城県出身の詩人。
裕福な実家に生まれ、画家を目指して上京、モダニズム絵画「化粧」を発表し、日本のダダイスムの先駆をなす、大正デモクラシーの動向を受けて誕生した前衛美術グループ「MAVO:マヴォ」の初期メンバーとして注目を浴びた。
しかし、2年あまりで美術界を去り、詩作に専念、詩人に転身する。
生涯にわたってほぼ定職を持たず実家からの仕送りで生活し、詩に没頭するという無頼の人生を送った。
Refference
色ガラスの街

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  • 著者 尾形亀之助

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  • 出版 青空出版

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Threnody
Goldmund
沈黙を響かせるピアノを
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沈黙を響かせるピアノを

澄み渡る空気と沈黙に包まれた静かな夜のひと時。 この音楽は、そんな静謐な時の中で、まるで水面に一滴の水が落とされるように紡がれたピアノ曲です。

「The Malady of Elegance」と名付けられたアルバムに収録された一曲。 この曲は、アメリカ・ペンシルベニア州出身の音楽家 キース・ケニフによるプロジェクト Goldmundの楽曲として紡がれました。

沈黙に捧げられるように静か紡がれるピアノの響きが静寂の中にある美しさを私たちに教えてくれます。

Artist
Goldmund
アメリカ・ペンシルベニア州出身の音楽家 キース・ケニフのソロプジェクト Goldmund ゴールドムンド。
彼の音楽表現は多岐に渡り、表現するジャンル毎に、Helios/Mint Julep/Keith Kenniffといった多様な名義を使い分け、様々作品を発表し続けている。
Goldmundという名義では、主にピアノを用い、空間を静かに響かせるような美しい音楽を制作している。
Refference
Threnody
  • ArtistGoldmund
  • AlbumGoldmund
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片町に更紗染めるや春の風
与謝蕪村
『郷愁の詩人 与謝蕪村』より
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Artist
与謝蕪村
与謝 蕪村(よさ ぶそん / 1716 - 1784年)は、江戸時代中期の日本の俳人・文人画家。
現在の大阪郊外、淀川に近い村で生まれ、20歳前に江戸へ出ると、巴人(はじん)という俳人に師事して俳句を学び始める。
28歳の頃、俳号として「蕪村」を名乗り始め、松尾芭蕉への憧れから10年に近い放浪生活を重ね、42歳のときに京都へ定住した。
絵と俳句の両面で独自の世界観を描き出し、近代の俳人や詩人たちにも大きな影響を与えた。
Refference
郷愁の詩人 与謝蕪村

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  • 編集 萩原朔太郎

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  • 著作 与謝蕪村

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  • 出版 青空文庫

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The Moon Is a Harsh Mistress
Radka Toneff
澄み切った月の光のように
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澄み切った月の光のように

月の光に照らし出された夜のひと時。 淡い月の光が描く、どこか神秘的な世界。 この音楽は、そんな美しい月の光に寄り添うような一曲です。

「Fairytales」と名付けられたアルバムに収録された一曲。 この曲は、わずか30歳の若さでこの世を去ったノルウェー出身のジャズ・シンガー Radoka Toneff ラドカ・トネフによって紡がれました。

柔らかな月の光が辺りを包み、幻想的な時間が流れ出すように、神秘的で穏やかな美しさを暮らしの中に届けてくれます。

Artist
Radka Toneff
ラドカ・トネフ(1952年6月25日-1982年10月21日)は、ノルウェー出身のジャズ・シンガー。
わずか3枚のアルバムを残し、30歳の若さでこの世を去る。哀しくも彼女にとって最後のアルバムとなった『Fairytales』は、発売後10万枚以上の売上を記録し、ノルウェーのジャズ・アルバムで最も売れた作品となる。
名実ともにノルウェーのジャズシーンを代表する伝説的なシンガーの一人である。
Refference
The Moon Is a Harsh Mistress
  • ArtistRadka Toneff
  • AlbumRadka Toneff
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銀色に縁取られた雲間から幾条かの光の足が、塔の真上に放たれる。
東山魁夷
『追憶の古都』より
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Artist
東山魁夷
東山 魁夷(ひがしやま かいい / 1908年 - 1999年)は、日本を代表する風景画家の一人。
内省的な深い青色によって描かれる数々の作品には、独自の静謐な世界観が流れている。日本のみならず欧州の様々な土地を訪れ、その経験を通して自らの感性を磨いていった遍歴の画家である。
Refference
追憶の古都

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  • 著者 東山魁夷

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  • 出版 ビジョン企画出版社

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竹の林の歌
北原白秋
『観相の秋』より

わが宿の竹の林に、夕あかりかがよふ見れば、
その竹の湿る根ごとに、何か散り、深く光れり。

その節のひとつひとつに、何かまた留り光れり。
その笹のさみどりの葉に、何かまた揺れて光れり。

金色のその光るもの、こまごまと眼に染しみるもの、
雨ふりてあかれるのちは、とりわけて揺れてうつくし。
寂しくて見てゐるきはは、いよいよに消えてうつくし。

揺るるともただ見てらむ、消ゆるともまた見て居らむ、
堪へ堪へて日の暮るるまで、なほなほに寂しがりつつ。

わがやどの竹の林の夕あかり、裏山松の松風の音のこなたに。

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Artist
北原白秋
北原 白秋(きたはら はくしゅう / 1885 - 1942年)は、福岡県柳川出身の詩人・童謡作家・歌人。
本名は、北原 隆吉(きたはら りゅうきち)、
1904年に早稲田大学に入学と共に上京。明治39(1906)年与謝野寛に誘われ新詩社に参加、『明星』で活躍する。
治42(1909)に第一詩集『邪宗門』を発表。2年後に詩集「思ひ出」を発表すると名実ともに詩壇の第一人者となる。
生涯にわたり多数の優れた詩歌を残し、近代日本を代表する詩人とされている。
Refference
観相の秋

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  • 著者 北原白秋

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  • 出版 青空文庫

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ウィリアム・ブレイク
『無垢と経験のうた』より

日が西に沈んでいく、
宵の明星が輝いている、
鳥は巣に戻って鳴きやみ、
私は自分の巣を探さなければならない。

花のような月は、
静かな光に包まれて、
天上高い四阿に座り、
夜にほほえみかけている。

さようなら、群れなす羊を楽しませていた
緑の野、しあわせな茂みよ。
小羊たちが草を食んでいた野山を
光の天使たちは静かに進む。

天使たちは目に見えぬかたちで
ひとつひとつの花と芽に
眠っているものの胸に
やすみなく祝福と歓びを注ぐ。

鳥たちを暖かくつつむ
無防備な巣をのぞき、
獣たちの住む洞穴をもれなく訪れる。
それらのものが傷つかぬように。

眠ることができなくて
泣いているものがあれば、
そのまぶたに眠りを注ぎこみ、
寝床のかたわらに座って見守る。

狼や虎が獲物をもとめて吠えるときには
憐れみのあまり立ち止まり泣く。
彼らの渇きをいやす道を探し求め
羊に手を出さないように導く。

しかし彼らが激しく猛り狂うときには
思慮深き者、天使たちは
従順な魂をひとつひとつ受け取り、
新しい世に送り出す。

そこでは、獅子たちの赤く燃える目も
黄金の涙を流す。
弱いものを憐れんで吠え、
羊たちの群のなかを歩きまわって言う。

怒りは彼のおだやかさによって
病は彼の健やかさによって
この不死の世界から
追い払われた

そして穏やかに鳴く羊よ、
これからはお前のかたわらに横たわり、
お前の名で呼ばれる方のことを思い、
お前を見守って泣く。

命の川で洗い清められた
私のたてがみは、
永遠に黄金のように光り輝く。
お前たちを守り続ける限り。

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Artist
ウィリアム・ブレイク
ウィリアム・ブレイク(1757-1827年)はイギリスの詩人・画家・版画家。
ブレイクは、ビジョンと呼ばれる幻視体験に基づいた特異な見解から同時代の人々からは狂人扱いされており、生前は詩人としては認められることはなく、一介の彫版師として生活した。
その後の批評家や読者からは、その表現力と創造性、そして作品内の哲学的・神秘主 義的な底流が高く評価されるようになり、ワーズ・ワース、コール・リッジらとともにイギリス・ロマン派の詩人の重要人物として知られている。
Refference
無垢と経験のうた

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  • 著者 ウィリアム・ブレイク

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  • 出版 青空文庫

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Moon Smile
Jean-Philippe Collard-Neven
悲しみの向こうに流れるピアノ
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悲しみの向こうに流れるピアノ

終わりの見えない悲しみ。明けるともしれない夜の闇。
この音楽は、そんな暗闇に満ちた世界の先にある、確かな光を伝えるようなピアノ曲です。

「Between The Lines」というアルバムの中に収められた一曲。
この曲は、ベルギー出身のピアニスト・作曲家であるジャン・フィリップ・コラール・ネヴェン(Jean-Philippe Collard-Neven)によって紡がれました。

どこか憂いを湛えたピアノのメロディーの中に感じられる希望の光のような美しさ。
それは深い悲しみの先にある、確かな喜びを私たちに教えてくれているのかもしれません。

Artist
Jean-Philippe Collard-Neven
ベルギー出身のピアニスト・作曲家・即興演奏家のジャン・フィリップ・コラール・ネヴェン。
彼の手掛ける音楽は、クラシック、ジャズ、フレンチ・シャンソン、現代音楽など多岐に渡る。多様な音楽の表現を取り入れながら、ジャンルの枠組みを超えた幅広い活動を行なっている。
Refference
Moon Smile
  • ArtistJean-Philippe Collard-Neven
  • AlbumJean-Philippe Collard-Neven
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haru
Fennesz + Sakamoto
澄み渡る美しい時を纏うように
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澄み渡る美しい時を纏うように

青々と澄み切った湖面を包むように流れる霧。
この音楽は、そんな霧に包まれた静かな湖面に朧げに射す朝の光のような美しさを湛えた音響作品です。

「Cendre」フランス語で「灰」という意味を持つ名前のアルバムに収録された一曲。
この曲は、オーストリア出身の音楽家 クリスチャン・フェネスと坂本龍一の二人のコラボレーションによって生まれました。

静かに、ささやくように紡がれる美しい響きが澄み切った静謐な時間を私たちの暮らしの中に届けてくれます。

Artist
Fennesz + Sakamoto
オーストリア出身の音楽家 クリスチャン・フェネスと坂本龍一の二人によるコラボレーション・プロジェクト。
空間を響かせるような坂本龍一のピアノ。
クリスチャン・フェネスが奏でる艶やかなギターと情熱的なエレクトロニクス。
それぞれの音楽家の世界観が重なり合い、ふたつとない美しい音響作品を生み出している。
Refference
haru
  • ArtistFennesz + Sakamoto
  • AlbumFennesz + Sakamoto
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