ある旅の記憶を思い浮かべながら、旅について思うことと、
ささやかなお知らせを。
旅はいつも、様々な偶然が重なり合いながら紡がれます。
たまたま通りがけた道で出会った美しい景色や光。
ふと腰掛けた場所で、耳にした鳥のさえずりや風の匂い。
偶然立ち寄ったお店で手にした本に綴られていた言葉。
旅の途上で出会う、そんな様々な景色。
それは、旅の行程には、決して記されることのないもの。
しかし、旅を重ねる度に、あるひとつのことに気付かされます。
それは、目的地は、決して旅の本質ではないということ。
むしろ、旅の途上で、思いがけなく出会う様々なことにこそ、
いつまでも心に残りゆく景色が隠されているということを。
旅はいつも偶然の何かとの出会いによって、
その旅路を印象的に描き出すものであるということを。
それは、ともすると記憶の中からこぼれ落ちてしまう、
ささやかな偶然の重なり。
誰しもが、そんな偶然を大切に拾い集めながら、
旅を重ねているのだと思います。
言葉には出来ない、大切な何かに耳を澄ませながら。
そんな偶然が描き出す旅の景色を「ある旅の記憶」というテーマで、
ときおり写真を通して紡いでいきたいと思います。
情報発信というには、あまりにささやかなものではありますが、この場所以外の媒体(Instagram)を通して、皆様のもとに届けてゆきます。
ひとつひとつの記憶の重なりが、いつか大きな旅の足跡となり、
様々な縁を繋いでゆくことを願って。
またふとした折に目を通して頂けると幸いです。
どうぞよろしくお願い致します。
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- photo / text HAS / Hiroaki Watanabe
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photo / text :HAS ディレクター・デザイナー。 神戸市出身 京都在住。
立命館大学産業社会学部在学中より、インディペンデントの音楽イベントの企画・運営に携わり、卒業後は環境音楽の制作を開始。その後、独学でウェブ・グラフィックデザインを学び、2019年にHAS創業。
暮らしを灯す物語をテーマに、デザイン、言葉、写真、音楽を重ね合わせながら制作を行う。HAS : www.has-story.jp