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Kie
Illuha
Shizuku
水面の光をすくい上げるように

明け方のまだ淡い朝日に照らされた水面の光。
この音楽は、そんな朝の光に溶かされ、淡いオレンジの輝きに染まる水面をすくい上げるように紡がれた音響作品です。

「Shizuku」というアルバムの中に収められた一曲。
この曲は、東京を拠点に活動する音楽ユニットILLUHA イルハによって紡がれました。

アルバムの名前に付けられた「雫」という言葉。
この言葉が表すように、水と光が織りなす美しい雫のような時間を私たちの暮らしに届けてくれます。

Artist
Illuha
イルハは、アメリカ生まれ、日本育ちの Corey Fuller コリー・フラーとブラジル生まれ、日本育ちの伊達伯欣による、東京を拠点にする音楽ユニット。
アコースティック楽器の音色と電子楽器による音の響きを重ね合わせながら、柔らかで美しい音響世界を作り上げている。
Refference
Kie
  • ArtistIlluha
  • AlbumShizuku
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Hovedkulds
Jacob David
木漏れ日を紡ぐように
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木漏れ日を紡ぐように

ある穏やかな午後の日。 ふと見上げた木々の隙間からこぼれ落ちる木漏れ日。 この音楽は、そんな穏やかな木漏れ日をすくい上げるように紡がれたピアノ曲です。

この曲を紡いだのは、デンマーク出身のピアニスト・作曲家である、ヤコブ・デイビッド(Jacob David)。 あたたかな木漏れ日が安らぎのひと時を描くように、穏やかな時間を私たちの暮らしの中に届けてくれます。

Artist
Jacob David
デンマーク出身のピアニスト/作曲家、ヤコブ・デイビッド。
デンマークの首都であり、北欧最大の都市であるコペンハーゲンを拠点に活動を行う。
幼少期よりピアノに親しみ、ブルースからクラシックまで幅広い即興演奏を行いながら自身のスタイルを確立。
柔らかなピアノのタッチから紡がれる穏やかな音色が印象的な音楽家である。
Refference
Hovedkulds
  • ArtistJacob David
  • AlbumJacob David
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星々が輝く槍の雨を降らせ 涙で天をあふれさせたとき
ウィリアム・ブレイク
『無垢と経験のうた』より
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Artist
ウィリアム・ブレイク
ウィリアム・ブレイク(1757-1827年)はイギリスの詩人・画家・版画家。
ブレイクは、ビジョンと呼ばれる幻視体験に基づいた特異な見解から同時代の人々からは狂人扱いされており、生前は詩人としては認められることはなく、一介の彫版師として生活した。
その後の批評家や読者からは、その表現力と創造性、そして作品内の哲学的・神秘主 義的な底流が高く評価されるようになり、ワーズ・ワース、コール・リッジらとともにイギリス・ロマン派の詩人の重要人物として知られている。
Refference
無垢と経験のうた

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  • 著者 ウィリアム・ブレイク

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  • 出版 青空文庫

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Little Gray Cat
Grouper
重なり合う幽玄な歌声を
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重なり合う幽玄な歌声を

アメリカ・ポートランド出身の女性アーティスト Grouperと Inca Ore の Splitアルバムからの一曲。それぞれの繊細な歌声がレイヤーのように重なり合い、幽玄な時間を紡ぎ出す美しい一曲です。

Artist
Grouper
アメリカ・ポートランド出身の女性アーティスト、Liz Harris リズ・ハリス のソロ・プロジェクト Grouper。
空間を満たすサウンドスケープとシンプルなピアノの音色を背景に、ささやくような歌声を重ね合わせ、幻想的な世界観を生み出している。
また音楽のみならず、自らのアルバムジャケットのアートワークも手掛けるなど、音楽とアートの垣根を越えた表現を行う。
Refference
Little Gray Cat
  • ArtistGrouper
  • AlbumGrouper
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haru
Fennesz + Sakamoto
澄み渡る美しい時を纏うように
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澄み渡る美しい時を纏うように

青々と澄み切った湖面を包むように流れる霧。
この音楽は、そんな霧に包まれた静かな湖面に朧げに射す朝の光のような美しさを湛えた音響作品です。

「Cendre」フランス語で「灰」という意味を持つ名前のアルバムに収録された一曲。
この曲は、オーストリア出身の音楽家 クリスチャン・フェネスと坂本龍一の二人のコラボレーションによって生まれました。

静かに、ささやくように紡がれる美しい響きが澄み切った静謐な時間を私たちの暮らしの中に届けてくれます。

Artist
Fennesz + Sakamoto
オーストリア出身の音楽家 クリスチャン・フェネスと坂本龍一の二人によるコラボレーション・プロジェクト。
空間を響かせるような坂本龍一のピアノ。
クリスチャン・フェネスが奏でる艶やかなギターと情熱的なエレクトロニクス。
それぞれの音楽家の世界観が重なり合い、ふたつとない美しい音響作品を生み出している。
Refference
haru
  • ArtistFennesz + Sakamoto
  • AlbumFennesz + Sakamoto
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Motes and Shadow
Innesti
朧げな揺らぎの美しさ
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朧げな揺らぎの美しさ

アメリカ・イリノイ州のChris Fraley (クリス・フレイリー)が手掛けるアンビエント・プロジェクトInnesti による一曲。
「Motes and Shadow」と名付けられた、この曲は「Formless」というアルバムの中に収められています。

アルバム名の「Formless」とは、「形のない・漠然とした」という意味を表す言葉。そして楽曲の「Motes and Shadow」とは、「ちりや微片と影」という意味を表しています。

そうした言葉が表すように、この楽曲には、どこか儚く掴みどころのない幽玄な世界観が流れています。
霧の中で美しい音色が響き渡るような幻想的な音楽は、聴く人を穏やかな時の彼方に運んでくれるのではないでしょうか。

Artist
Innesti
Innestiは、アメリカ・イリノイ州のChris Fraley(クリス・フレイリー)が手掛けるアンビエント・プロジェクト。
1980年代にイギリスで設立された音楽レーベル・4ADの世界観を定義したThis Mortal Coilのような幽玄で優美なサウンドと現代のアンビエント・サウンドスケープを組み合わせた表現を指針とし制作を行っている。
淡い音のレイヤーが神秘的な世界観を紡ぎながら、ゆっくりと広がる彼女の音楽は、読書や夢想、瞑想の時間をより深い体験へと導いてゆくだろう。
Refference
Motes and Shadow
  • ArtistInnesti
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Pino
Otto A Totland
穏やかな春を想うピアノ
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穏やかな春を想うピアノ

短い日照時間によって、長い暗闇に包まれる北欧の冬。
この音楽は、そんな冬の闇に暖かな光を灯すように紡がれたピアノ曲です。

彼の初となるピアノソロ・アルバム「Pinô」に収録された、アルバム名と同じ名前の一曲。
この曲は、ノルウェー出身の音楽家 Otto A Totland オット・A・トットランドによって生み出されました。

まるで穏やかな春の日を想わせる、どこか優しく、柔らかな温もりに包まれたこの曲は、北欧の長い冬の先にある微かな春の光を私たちに感じさせてくれます。

Artist
Otto A Totland
1979年、ノルウェー・ポールスグルン出身の音楽家。
トラックメイキングから音楽制作を始め、その後ピアノでの作曲を行うようになる。
憂いを帯びた美しいサウンドスケープを描く「Deaf Center」のメンバーとしての音楽活動を経て、2014年に初のソロピアノ作品「Pino」を発表した。
ひとつひとつのピアノの音色を丁寧に紡ぐ、優しい音楽を紡いでいる。
Refference
Pino
  • ArtistOtto A Totland
  • AlbumOtto A Totland
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Rosie
Marcus Lowry
変わらぬ愛を詠う歌
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変わらぬ愛を詠う歌

カナダ・モントリオールを拠点に活動するフォークシンガー兼プロデューサーのマーカス・ローリー(Marcus Lowry)による一曲。

「Rosie」と名付けられた、この曲は、マーカス・ローリーのデビューアルバムとなる 「Time, Time, Time」の中に収められています。
このアルバムがリリースされたのは、2023年9月。
僅か100部限定の自主リリースのレコードとして発表されました。

9曲の楽曲で構成され、まるで本のページをめくるように、喪失、叶わぬ夢、そして避けられない時の流れを語る、様々な物語が彼の優しい歌にのせて紡がれます。

「Rosie」は、このアルバムのはじまりの一曲。
この歌は、「ロージー」という一人の少女に捧げられた変わらぬ愛の想いが込められています。

それは、移ろいゆく時の流れの中で、決して変わることのない深い愛の物語。
人を愛することの儚さと美しさを教えてくれる一曲です。

今回は、英語の詞を稚拙ではありますが翻訳し、原文と併記するかたちで掲載させて頂きました。
紡がれる音楽だけでなく、その美しい詞の世界にも耳を澄ませながら、聴いてみて下さい。

きっとそれぞれの愛の物語が心の中で流れてゆくと思います。

「ロージー」
-
この古い木の枝は、
私たち二人がぶら下がる場所だった
そこで私たちは笑い、すべてを手に入れた
しかし、ある日、私は見たんだ
あの風が幾度も吹いてくることを
そして、私は風に運ばれ落ちていった
あの高い木の枝から

今、私は下にいるけれど
君が顔を赤らめ、成長するのを見るために、
今もここにいる
この歌を歌うことを夢見てきた
でも、私はもういない
だから鳥たちは歌い続ける

愛しいロージー
あなたはいつここに来るの?
ロージー
愛しているよ

日は短くなり 夜は長くなる
今、大雨が降っているんだ
鳥はもう私たちの歌を歌わない
草が伸びて以来
草の葉が私を守ってくれる
そして今、故郷のように感じる

時は流れ、私は老いてゆく
暗く寒くても
私は祈りながらここにいる
いつかあなたが風に運ばれ落ちゆく時
あなたが私の道の上を転がってくれることを
願いながら

愛しいロージー
あなたはいつ来るの?
ロージー
愛しているよ
(『Rosie / Marcus Lowry』より意訳)

-
「Rosie」
-
On a branch from this old tree
A place where we'd hang across
We'd laugh and have it all
Although one day I did see
That winds kept coming round
And they made me fall
From ten feet tall

Now even though I'm down below
I'm here to watch you blush and grow
I've dreamt of singing you this song
But now I'm gone
And so the birds have to
Keep singing on

Rosie my dear
When will you be here
Rosie you know
I love you so

Days grow short and nights grow long
Now heavy rains are falling
Birds no longer sing our song
And ever since the grass has grown
Leaves have sheltered over me
And now it feels like home

Time goes by and I grow old
And even though it's dark and cold
I'll be here while I pray
For you to fall one day
And on that day I hope that
You roll my way

Rosie my dear
When will you be here
Rosie you know
I love you so
Artist
Marcus Lowry
Marcus Lowry マーカス・ローリーは、カナダ・モントリオールを拠点に活動する、フォークシンガー兼プロデューサー。
幼少期から音楽に親しみ、フランスの作曲家ヴァンサン・ダンディの名を冠するカナダ・モントリオールの音楽学校「ヴァンサン・ダンディ音楽院」の初等科のヴァイオリン科を修了した後、10歳でヴァイオリンをギターに持ち替えることを決意。

その後、モントリオール大学でジャズ・パフォーマンスの学士号を取得して以降、様々な国内外のミュージシャンとしての共演しながら、シンガーソングライターとしての自身の音楽を育み続けている。
Mount Eerie マウント・イアリ や Tamas Wells タマズ・ウェルズといった穏やかで美しいフォークソングを歌うミュージシャンとも重なり合うような素晴らしい歌い手である。
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Rosie
  • ArtistMarcus Lowry
  • AlbumMarcus Lowry
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Wintering
Laura Gibson
穏やかな陽だまりのような歌声を
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穏やかな陽だまりのような歌声を

優しい日差しに包まれた昼下がりのひと時。 この音楽は、そんな午後の穏やかな陽だまりを描くように紡がれた一曲です。

この歌の主は、アメリカ・オレゴン州の小さな町コキール出身の女性シンガーソングライターのLaura Gibson ローラ・ギブソン。
「If You Come To Greet Me」と名付けられたアルバムに収録されています。

穏やかな陽だまりが心をゆっくりとほどいてゆくように、聴く人の心を穏やかに灯してくれる音楽です。

Artist
Laura Gibson
アメリカ・オレゴン州の小さな町コキール出身の女性シンガーソングライターのローラ・ギブソン。
ニューヨークとオレゴンを拠点に、四大陸でのツアーを行うなど世界各地で音楽活動を行っている。
伝統的な民族音楽と実験的な精神の両方を大切にしながら領域にとらわれない幅広い音楽制作を行っている。
Refference
Wintering
  • ArtistLaura Gibson
  • AlbumLaura Gibson
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或る時の詩
片山敏彦
『日本の詩歌 26 近代詩集』より

心の嵐が今去つたところだ
熱い嵐の中で、つめたい心がこゞえて
獣になつて魂の野を
走りまはつてゐた。
火に烙やかれながら、一つの氷が
曇り日の天に向つて叫んだ。

心の嵐が今去つたところだ。
疲れた氷の火が静かにとけて
秋の曇り日の天の下に
春のやうなひかりを感じる。
やつと見つけたお母さんの乳房に
泣きじやくりながら、かじりつく赤ん坊に
私のこゝろは似てゐると思ふ。

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Artist
片山敏彦
片山 敏彦(かたやま としひこ / 1898 - 1961年)は、高知県高知出身の詩人・翻訳家。
1924年3月東京帝国大学ドイツ文学科卒業、同年4月より法政大学予科ドイツ語専任教授となる。
戦前に渡欧し、スイスにロマン・ロランのもとを訪れ、大きな影響を受ける。
西欧の文学と芸術を深く愛し、ロマン・ロラン、ヘッセ、リルケ、ハイネ、ゲーテといった独仏文学の翻訳も数多く手掛けた。
Refference
日本の詩歌 26 近代詩集

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  • 出版 中央公論社

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Elemental Finding
Tara Jane O’Neil
白昼夢のような歌声に包まれて
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白昼夢のような歌声に包まれて

穏やかな光に包まれた午後のある日。 この音楽は、そんな昼下がりにかすかな眠気に誘われて、空想と現実を漂う白昼夢のような世界観を持つ、幻想的な一曲です。

「新たな光の射す場所」という意味を持つ「Where Shine New Lights」という名のアルバムに収録された一曲。
この曲は、アメリカ・ケンタッキー州出身の女性シンガーソングライターのTara Jane O’Neil タラ・ジェイン・オニールによって紡がれました。 

夢と現つを漂うようなこの曲は、忙しない日々から遠く離れた、もうひとつの時間を私たちの暮らしの中に届けてくれます。

Artist
Tara Jane O’Neil
タラ・ジェイン・オニールは、アメリカ・ケンタッキー州ルイヴィル出身のシンガーソングライター / マルチ・インストゥルメンタリスト / 画家。
ニューヨーク、ポートランドを経て、現在はロサンゼルスを拠点に活動を行う。また自らの作品のジャケットのアートワークを手掛け、ロンドン、東京、ポートランドなど世界各地で展覧会を行うなど、画家としての一面も併せ持つアーティストである。
Refference
Elemental Finding
  • ArtistTara Jane O’Neil
  • AlbumTara Jane O’Neil
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