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HAS Magazineは、メンバーシップにご登録頂いた皆様へお届けする様々な物語をご準備しています。ご利用スタイルに応じて、お選び頂ける各種プランがございます。
旅に出るように、まだ見ぬ美しい物語との出会いをお楽しみ下さい。

星降る夜空に In the starry night sky
HAS Magazineでは、読者の皆様に継続して美しい物語を届けるために、持続可能な独立したメディアの運営を指針とし、広告収益ではなく、メンバーシップを軸とした運営を行なっています。

私たちが目指しているのは、小さな星々の瞬きを紡ぐように、雑誌というメディアを育んでゆくこと。
こだわりの一杯の珈琲を届けるように、自らの感覚を大切に深めながら、ひとつひとつの物語を丁寧に紡ぎ、皆様のもとへと届けてゆく。

そして、それぞれの物語が読者の心を灯し、お読み頂く方々が一人、また一人と少しずつ増えてゆく。
それはまるで澄み切った夜空に、星々がひとつずつ瞬いてゆくように。

そうして散りばめられた星々の光を集め、また新たな光を物語に宿し、皆様のもとへと届けてゆく。
そんな風景が広がってゆくことを、私たちは想い描いています。

この取り組みは、とても時間のかかる方法かもしれません。
しかしだからこそ、読者の皆様と共に歩みながら、様々な想いを物語に重ねることが出来ると考えています。
そして、その歩みこそが多くの人々の心に響く物語を生む力になると。

私たちが目指すメディアの在り方は、以下のブランドブックにてお読み頂けます。
是非そちらも併せてご覧頂けますと幸いです。

この風景を描く旅は、きっと長い旅路になります。
読者の皆様とこの旅を共に出来ることを願っています。
無数に広がる物語が描く、星降る夜空に出会う旅へ。
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You can read about HAS Magazine's important values and goals in our brand book.
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2023.8.2

[ 画家 ]
エゴン・シーレ
Egon Shiele

オーストリア・ウィーンの鬼才画家

    

ドナウ川沿いにあるオーストリアの町トゥルン出身の画家、エゴン・シーレ(1890年 〜 1918年)。
彼は、様々な時代の動乱に巻き込まれながらも世紀末のウィーンを自らの表現を貫いた。

幼少期から類稀なる才能を見せたのだが、その大き過ぎる才能ゆえに、常に世間の常識との軋轢に苦しんだ。
数々の称賛を受けながらも、様々な批判にさらされ続けた生涯であった。

影響を与えた人物

彼の表現に大きな影響を与えた二人の人物がいる。
一人は、画家のフィンセント・ファン・ゴッホ。もう一人は、画家のグスタフ・クリムトであった。

ゴッホは、世界的にも有名な作品「ひまわり」を描いたオランダ出身の画家。
彼の死没した同じ年に、シーレはこの世に生を受けた。
後年、ゴッホの作品と出会い、深く感銘を受けたシーレは、自分の誕生日と重ね合わせ「自分はゴッホの生まれ変わりではないか」と考えるほどであったという。

そして、クリムトは、色彩豊かな独自の女性像を描いたオーストリア出身の画家。
シーレは、18歳の時にウィーンで開催された展覧会でクリムトの作品に出会い、深い感銘を受ける。
後にクリムトがシーレの「僕には才能がありますか?」という質問に対し、「才能がある?それどころかありすぎる」と答えたエピソードは、二人の深い関係を物語るものだろう。

Reference :

  • 「エゴン・シーレ 傷を負ったナルシス」
    著者:
    ジャン=ルイ・ガイユマン
    監修:
    千足伸行
    翻訳:
    遠藤ゆかり
    出版:
    創元社
  • 「エゴン・シーレ ドローイング 水彩画集」
    著者:
    ジェーン・カリアー
    翻訳・編集:
    和田京子
    出版:
    新潮社
Category :
  • :
    HAS
    HASは、多様な美しい物語を通して「物語のある暮らしを提案する」ライフストーリーブランド。 ライフストーリーマガジン「HAS Magazine」、クリエイティブスタジオ「HAS Couture」を手掛ける。

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