音楽との出会いを開く

日毎に暖かくなる穏やかな陽光に、確かな春の訪れを感じる今日この頃。
もう数日もすれば春分。
かつて人々は、春に手が届きつつあるこの季節を「啓蟄(けいちつ)」と呼んでいました。
「啓」は「戸を開くこと」を意味し、「蟄」は「虫が土の中にこもること」を意味する言葉。
それぞれの意味を重ね合わせ「冬ごもりをしていた虫が、暖かくなって地上に出てくる様子」を表し、そのたしかな春の気配を情感豊かに表現しました。
こうした言葉に触れるたびに、自然と共にあった古の人々の暮らしとその瑞々しい感性にいつも驚かされます。
本日は、そんな開かれつつある春の訪れと響き合うように、あるひとつのお知らせを。
それは多様な音楽との出会いを開いてゆく、幾つかのご案内です。
これまでHAS Magazineでは、様々な音楽との出会いを紡いでゆくことを指針とし、「Music」のページを通して、まだまだ数は少ないものの、様々な音楽をご紹介しておりました。
そんな「Music」ページをこの度見直し、より様々な視点で多様な音楽との出会いを皆様にご提供出来るよう、新たに3つのページとある1つの仕掛けを制作いたしました。
今回は、それぞれの内容についてのご紹介させて頂きます。
まずは、その新たに制作した3つのページのご案内から。
この度新たに加わったページは、「Music」ページを軸にした「Collection」、「Playlist」、「Theme」というタイトルのページです。
一つ目の「Collection」ページでは、暮らしに寄り添う美しい楽曲を集めるというコンセプトのもと「一曲の音楽」との出会いを紡ぐことを指針に。
二つ目の「Playlist」ページでは、「様々な音楽集」を通して、多様な音楽との出会いを届けることを。
そして、三つ目の「Theme」ページでは、「特定のテーマ」を通して、様々な「楽曲」や「音楽集」を紹介し、ジャンルの垣根を越えた音楽との出会いを届けることを目指して。
それぞれ異なる視点を通して、多様な美しい音楽との出会いを皆様のもとに届けてゆくことを指針としながら、制作いたしました。
ぜひこの機会に、それぞれのページをお訪ね頂けますと幸いです。
»「Collection」ページ
»「Playlist」ページ
»「Theme」ページ
そして、それらのページに加え、ある1つの仕掛けをトップページに施しました。
それはトップページを訪れ、画面を少し下にスクロールして頂くと現れる、毎週一曲の楽曲をお届けする「Weekly Music」という仕掛けです。
このエリアをクリックもしくは、タップして頂くと、毎週ご紹介する一つの楽曲をお聴き頂ける仕掛けを施しました。
この仕掛けは、ふと訪れたお店で偶然美しい音楽に出会うような、そんな音楽との出会いを思い描きながら制作したものです。
ぜひ何気ないひと時に、HAS Magazineを訪ねて頂き、新たな音楽との出会いを楽しんで頂けますと幸いです。
以上が今回のお知らせの内容となります。
美しい物語を紡ぐように、これから時間をかけながら様々な音楽を皆様のもとにお届けしてゆきたい考えております。
ひとつでも多くの美しい音楽が皆様の暮らしの中に届いてゆくことを願っております。
たったひとつの音楽との出会いが皆様の暮らしをささやかに灯してゆくことを想いながら。